【知覚過敏でも大丈夫!】ホワイトニングが「痛い」と思っているあなたへ贈る不安解消ガイド
こんにちは、千歳烏山の歯医者、しんやデンタルクリニック千歳烏山です。
「ホワイトニングに興味はあるけれど、『しみる』『痛い』という話を聞いてなかなか踏み出せない…」
そう思われてる方も多くいらっしゃると思います。
白い歯への憧れと、治療への不安。この二つの気持ちの間で揺れ動いている方に、この記事を読んでいただき、不安解消へ導きたいと思います。
歯科医院で長年、多くの患者様のホワイトニングを担当してきた私たちが断言します。
「ホワイトニングは必ずしも痛い治療ではありません。」
もちろん、一部の方には「知覚過敏」という形で一時的な刺激を感じることはあります。
しかし、それは適切な知識と対策でコントロールできるものなのです。
1. なぜホワイトニングは「痛い」と感じる人がいるのか?そのメカニズムを徹底解説
まず、ホワイトニングで感じる「痛み」の正体を理解しましょう。
この痛みのほとんどは、正式には「知覚過敏(ちかくかびん)」と呼ばれる、一時的な刺激によるものです。
1.1. 痛みの正体は「歯の中の水分移動」
私たちの歯は、表面のエナメル質の下に「象牙質(ぞうげしつ)」という層があります。
この象牙質には、歯の神経(歯髄)につながる無数の細い管(象牙細管)が通っています。
通常の歯
エナメル質が象牙質をしっかりと覆っているため、外部刺激は伝わりにくい状態です。
ホワイトニング時
ホワイトニングの薬剤(過酸化水素)が、一時的にエナメル質の構造を透過し、象牙細管の中の水分に作用します。
この作用によって、象牙細管内の水分が急激に動くことで、内部の神経が刺激され、「ツーン」とした痛み(知覚過敏)として感じられます。
痛みは、薬剤の作用が完了すれば収まる一過性のものであり、歯の組織自体に永続的なダメージを与えるものではありませんので、ご安心ください。
1.2. 痛みを感じやすい3つの理由
全ての方が同じように痛みを感じるわけではありません。
特に痛みを感じやすい方には、以下のような特徴があります。
① 元々知覚過敏がある
普段から冷たい水や風で歯がしみる方は、エナメル質が薄い、または歯茎が下がって象牙質が露出している可能性が高く、薬剤が作用しやすいです。
② 歯に微細な亀裂や欠けがある
無自覚の小さな亀裂(クラック)から薬剤が入りやすくなり、神経を刺激しやすくなります。
③ 薬剤の濃度や照射時間が不適切
特にオフィスホワイトニングで、歯の状態に合わない高すぎる濃度の薬剤を使用したり、過度に長く光を照射したりすると、刺激が強くなりすぎます。
2. 【痛み対策の専門家が伝授】ホワイトニングの痛みを「予防」する5つのステップ
当院では、患者様になるべく快適に治療を受けていただくために、徹底した「痛みの予防」を実践しています。
2.1. STEP 1:徹底した「事前診断」が命
ホワイトニングを始める前に、必ず虫歯や歯周病、そして元々の知覚過敏の有無を詳細にチェックします。虫歯・亀裂の確認
痛みが出やすい原因となる、進行した虫歯や歯の亀裂を事前に見つけ、先に治療を行います。
歯茎の状態
歯茎が炎症を起こしていると薬剤がしみやすくなるため、歯周病治療やクリーニングを先行させ、健康な状態に戻します。
適切な薬剤の選択
事前診断の結果に基づき、患者様の歯の質や知覚過敏のリスクを考慮して、薬剤の濃度を調整します。
2.2. STEP 2:痛みを防ぐ「知覚過敏抑制剤」の事前塗布
当院では、ホワイトニングの薬剤を塗布する前に、高濃度のフッ素や硝酸カリウムなど、知覚過敏を抑える専用の薬剤を歯の表面に塗布し、保護膜を形成します。
これは、刺激の伝達路である象牙細管の入り口をブロックする目的があり、痛みを感じるリスクを大幅に軽減します。
2.3. STEP 3:歯茎と粘膜の「完全な保護」
薬剤が歯茎や粘膜に付着すると、強い刺激となり痛みや炎症の原因になります。
そのため当院では薬剤が歯茎に付着しないよう徹底的に歯茎を保護していきます。
2.4. STEP 4:ホームホワイトニングの「適切な指導」
ご自宅で行うホームホワイトニングの場合、患者様自身で薬剤を使用するため、使いすぎや不適切な使用による痛みが起こりやすいです。
マウスピースの精度
歯にぴったりフィットした専用マウスピースを使用することで、薬剤の漏れを防ぎ、必要な部位に必要な量だけ薬剤を作用させることができます。
使用時間の厳守
薬剤の濃度と使用時間を守ることが、最も重要な痛みの予防策です。当院では、歯の状態に応じた最適な使用時間を丁寧に指導しています。
2.5. STEP 5:「脱水」を防ぐ光照射機の選択
オフィスホワイトニングで使用する光照射機の中には、熱を発して歯の水分を奪い、結果的に痛みを誘発しやすいものもあります。
当院では、熱を発しにくいLEDタイプの光照射機を採用しており、歯の急激な乾燥(脱水)を防ぎ、知覚過敏のリスクを最小限に抑えています。
また、オフィスホワイトニングの薬剤によっては光照射機が不要の薬剤もあります。
事前にしっかりカウンセリングを行った上で、薬剤の選択をしていきます。
3. もし「しみる」症状が出たら?【具体的な対処法と即時解消法】
万が一、ホワイトニング中や施術後に一時的な「しみる」症状が出た場合でも、慌てる必要はありません。
ほとんどの場合、以下の対策で迅速に解消されます。
3.1. 施術中の痛みには「即座に中断・中和」
オフィスホワイトニング中に強い痛みを感じた場合は、我慢せずにすぐに歯科医師やスタッフに伝えてください。
薬剤の即時除去
薬剤をすぐに拭き取り、水で洗い流します。
知覚過敏抑制剤の塗布
再度、高濃度の知覚過敏抑制剤を患部に塗布し、刺激を落ち着かせます。
休憩
痛みがおさまるまで休憩し、落ち着いてから濃度の低い薬剤で再開するか、その日の治療を終了します。
3.2. 施術後の痛みには「自宅でできるケア」
施術後数時間以内に起こる一時的な痛みには、以下の対策が有効です。
鎮痛剤の服用
痛みが続く場合は、市販の痛み止め(アセトアミノフェン系など)を服用しても問題ありません。
フッ素・知覚過敏用歯磨き粉
知覚過敏用の成分(硝酸カリウムなど)が配合された歯磨き粉を、痛む部分に少量塗布し、しばらく放置してから洗い流すと、痛みが緩和されます。
冷たいもの、熱いものを避ける
刺激の強い温度の飲食物を避け、常温のものを摂るようにしましょう。
通常、この知覚過敏は長くても24時間以内には治まります。
3.3. ホームホワイトニングの場合は「頻度と濃度の調整」
ご自宅でしみる症状が出たら、以下の方法で調整してください。
使用頻度を下げる
毎日行っていた場合は、1日おきにする、または1週間お休みするなど、歯に休息を与えます。
使用時間を短縮
薬剤の使用時間を1〜2時間短くしてみましょう。
歯科医院へ相談
痛みが治まらない場合は、すぐに当院にご連絡ください。
より濃度の低い薬剤への変更や、知覚過敏抑制ジェルの処方を行います。
4. 当院が考える「痛くない」ホワイトニングへの想い
しんやデンタルクリニック千歳烏山 歯科は、単に歯を白くするだけでなく、「患者様に心から笑顔になっていただくこと」を大切にしています。
痛みや不安を我慢して手に入れた白さでは、真の満足は得られません。
だからこそ、私たちは以下の3点を患者様にお約束いたします。
4.1. 納得のいくまで話し合う「カウンセリング」
患者様の歯の色、お悩みの深さ、そして生活習慣を詳しくお伺いします。
痛みの不安や、過去の経験があれば、全て遠慮なくお話しください。
無理のない、そして「痛くない」ことを最優先にしたオーダーメイドの治療計画をご提案します。
4.2. 痛みに配慮した「薬剤と技術の選択」
「痛い」と言われるリスクを最小限にするため、刺激の少ない薬剤の選択や、施術中の徹底した保護、そして前述した知覚過敏抑制剤の事前塗布を標準的なプロセスとして組み入れています。
当院のスタッフは、痛みを極力出さないための技術と知識を常にアップデートしています。
4.3. 白さを長持ちさせる「アフターケア」の充実
白くした後も、再着色や知覚過敏がぶり返さないよう、メンテナンスや正しいセルフケア方法を指導します。
特に、知覚過敏を予防する高濃度のフッ素ジェルなどのご案内も行い、長期的に快適な口腔環境をサポートします。
5. 最後に:理想の笑顔へ一歩踏み出しましょう
「ホワイトニングは痛い」というイメージは、古い情報や不適切な施術によって作られたものです。現在の歯科医療では、適切な診断と技術、そして万全の対策をもって、多くの方が快適にホワイトニングを受けられるようになっています。
白い歯は、あなたの自信となり、人生を豊かにしてくれます。
まずは一度、しんやデンタルクリニック千歳烏山 歯科へお越しください。
痛みの不安や疑問を全て解消し、あなたの理想とする輝く白い歯を、一緒に安全に手に入れましょう。
しんやデンタルクリニック千歳烏山:https://sdc-chitokara.jp/
〒157-0062 世田谷区南烏山5-12-4
電話:03-6909-1992
交通アクセス
千歳烏山駅より徒歩2分


