洗口液の重要性

   

千歳烏山の歯医者、しんやデンタルクリニック千歳烏山

こんにちは、千歳烏山の歯医者、しんやデンタルクリニック千歳烏山です。

2024年末からインフルエンザが流行しており、インフルエンザのパンデミックが起きるのではないかとニュースで報道されていました。
口腔は外部環境と直接接触しているため、細菌やウイルスがとても入りやすい場所です。
まだまだ寒くて乾燥する日々が続きます。口腔内の予防をしつつインフルエンザ予防も一緒に行っていきましょう。

本日は“口腔内において洗口液の重要性”についてのお話しです。
以下の項目に分けて解説していきます。

  • 口腔内から体内に菌が入る理由
  • セルフケアにおいて歯ブラシのみでは不十分な理由
  • 洗口液の重要性
  • 当院がおすすめするSystema SP-Tメディカルガーグル
  • まとめ

 

口腔内から体内に菌が入る理由

口は常に外部と接しており、食べ物や飲み物を摂取するたびに細菌と接触することになります。
歯と歯ぐきの間は食べ物のカスが残りやすく、口腔内の湿度が高く、温かいため細菌が繁殖しやすくなります。
口腔ケアを怠ると細菌は歯垢や歯せきとして固まり、これが虫歯や歯周病を引き起こしてしまいます。
歯周病がある場合は、歯ぐきが炎症を起こし、血管が開いてしまっている状態のため細菌が血流に入って全身に広がってしまいます。

また口呼吸をすることで、鼻のフィルターが働かず、空気中の細菌やウイルスが直接口腔内に入りやすくなります。口呼吸をすることで口腔内は乾燥し、口腔内の粘膜が弱くなり、細菌が侵入しやすくなってしまいます。
歯周病予防のためにセルフケアを行うことはとても重要ですが、インフルエンザやコロナなどの予防のためにもセルフケアに取り組むこともとても重要です。
歯ブラシのみでセルフケアを行う方が、まだまだ多いと思いますが、歯ブラシのみでセルフケアを行った場合、60%程度しか汚れや細菌を除去できていません。

昨今、情報を吸収する機会が増えたことで、セルフケアにおいて歯ブラシだけでは不十分だということをご存じの方も多いのではないでしょうか。ご自宅でのセルフケアにおいて歯ブラシの他に補助器具を使用して日々のセルフケアを行うことがとても重要です。

 

セルフケアにおいて歯ブラシのみでは不十分な理由

歯ブラシは主に歯の表面の清掃を目的としているため、歯の隅々まで十分に清掃することは難しく、口腔内の他の部分への対応ができないため、完全なケアには限界があります。
歯と歯の間に残った食べ物やプラーク(歯垢)、細菌や汚れは、虫歯や歯周病の原因になるため、デンタルフロスや歯間ブラシを使わないとこれらの部分を歯ブラシのみで完全に清掃することができません。
歯と歯茎の境目には「歯周ポケット」と呼ばれる溝があり、この部分に歯垢や細菌が溜まりやすいです。歯ブラシはこの歯周ポケットに届きにくいため、歯周病のリスクを減らすためには、専用の道具(歯間ブラシ)が必要です。

なお、歯ぐきの奥深くに潜んでいる細菌や歯周病のリスクを減らすためには、抗菌洗口液や歯周病用のジェル、あるいは歯科医院での定期的なクリーニングが重要です。
口腔内の細菌は歯や歯ぐきだけでなく、舌や頬の内側、唇の内側などにも存在しています。舌の表面には細菌や食べかすが残りやすく、これが口臭や口腔内の健康に悪影響を及ぼしますので、舌クリーナーや洗口液を使用することで、舌や口腔内全体を清潔に保つことができます。
抗菌成分を含んだ洗口液を使用することが有効です。これにより、口腔内の細菌を広範囲で抑えることができます。

 

洗口液の重要性

1口腔内細菌バランスを整える
洗口液は、口腔内の細菌のバランスを整える役割があります。
特に、プラークや歯垢の中に存在する細菌が原因で発生する歯周病や虫歯のリスクを減少させることができます。抗菌作用のある洗口液を使用することで、細菌の増殖を抑えることができます。

2口臭予防
食べ物や飲み物の残りカスが口内で分解されることによって発生する悪臭を取り除き、口臭を予防・改善します。

3歯肉炎や歯周病の予防
口腔内の不衛生が続くと、歯肉炎や歯周病が引き起こされることがあります。
洗口液に含まれる抗菌成分(例えばクロルヘキシジンなど)が、歯茎の炎症を予防し、既に軽度の歯肉炎がある場合でも症状を軽減する助けになります。

4虫歯の予防
洗口液にフッ素が含まれているものもあり、これにより歯のエナメル質を強化し、虫歯の進行を防ぐことができます。
フッ素は歯の再石灰化を促進し、虫歯のリスクを軽減します。

5口腔内の清潔感の維持
食後や寝る前に洗口液を使うことで、口腔内をすっきりと清潔に保つことができます。
これにより、唾液の分泌を促進したり、粘膜を乾燥から守ることも可能です。

6インプラントや矯正治療後のケア
インプラントや矯正治療を受けた患者さんにとって、洗口液は非常に重要です。
インプラント周囲の炎症や矯正器具周辺のプラークの蓄積を予防するため、洗口液を使うことが勧められています。

忘れがちな頬の内側や、舌にも汚れや細菌は付着しております。殺菌作用の効果がある洗口液を使用することで、忘れがちな部位への洗浄もしてくれるものが洗口液です。
殺菌、口臭予防、フッ素配合を叶えてくれる商品がSPTガーグルです。

 

当院がおすすめするSystema SP-Tメディカルガーグル

SPTガーグルは、主に歯周病予防を目的とした洗口液(ガーグル)で、歯科専売の商品のため歯科医院で取り扱われております。

 

SP-Tガーグルの主な特徴と効果

1歯周病の予防
SPTガーグルは、歯周病の予防や治療に役立つ製品です。歯周病は歯茎の炎症や出血を引き起こし、進行すると歯が抜け落ちる原因にもなります。
SPTガーグルは、歯茎に付着した細菌を抑えることで、歯周病のリスクを軽減します。

2歯周ポケット内のプラーク管理
歯周病は、歯と歯茎の境目にある「歯周ポケット」に細菌が溜まり、プラーク(歯垢)が形成されることから始まります。
SPTガーグルは、口腔内のプラークを減少させることで、歯周病の進行を防ぐ効果があります。

3歯科治療後の補助療法
歯科治療後、特に歯周病治療やスケーリング(歯石除去)後には、再感染を防ぐためにSPTガーグルが使用されることがあります。
治療後の口腔内を清潔に保つために、抗菌作用がある洗口液は効果的です。

千歳烏山の歯医者、しんやデンタルクリニック千歳烏山

SP-Tガーグルは喉への殺菌効果もあるため、インフルエンザやコロナが流行している時は、うがい薬としても使用できます。
コロナやインフルエンザが拡大している時、院内のスタッフ同士で感染しないためにも朝昼夜に何回もSP-Tガーグルを使用してうがいをしてスタッフ全員で乗り切ることもありました。
また、SP-Tガーグルを使用したうがい薬を作り、ミニスプレーボトルなどに入れて持ち運ぶことで、食事後などの口臭予防もできますし、いつでもどこでもうがい薬として利用でき大変便利です。

SP-Tガーグルは洗口液ですが、SP-Tジェルもあります。
これは歯磨き粉です。この製品もSP-Tガーグルと同じように炎症を抑えてくれ、フッ素も配合されています。
現在、歯周病の心配がある方はSP-TガーグルとSP-Tジェルを使用してセルフケアを行うことをとをおすすめします。

 

まとめ

歯ブラシのみでは歯と歯の間や歯と歯ぐきの間を完璧に清掃することは難しいです。
また、細菌は歯だけでなく口腔内の広範囲に及び、舌や特に頬の内側は忘れやすい部分です。
それらを一掃してくれるSPTガーグルを使用し、歯周病の予防と併せて、様々な感染への予防もしていきましょう。

 



しんやデンタルクリニック千歳烏山:https://sdc-chitokara.jp/

〒157-0062 世田谷区南烏山5-12-4
電話:03-6909-1992

交通アクセス
千歳烏山駅より徒歩2分

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